2026/02/09 20:50
海外から仕入れれば安い、そう信じて疑いませんでした。
追跡番号は動いているのに、箱は日本に届かない。
誰に連絡しても「担当外です」と言われ続けました。
この現実を知らずに輸入を始めるのは、正直きついです。
「まとめて仕入れた方が効率がいい」
「正規品だから問題ない」
「販売元が有名なSHOPだから安心」
当時の私は、そう考えていました。
海外販売元Aからの仕入れ
販売元Aは、業界でも知名度の高い海外のSHOPです。
BOX単位、さらにケース単位で仕入れれば単価は下がる。
数字だけを見れば、合理的な判断でした。
実際、商品自体に問題は一切ありません。
すべて正規ルートの商品です。
配送業者Bで発送、しかし違和感
発送は配送業者B。
出荷連絡も届き、追跡番号も発行されました。
ただ、途中から更新が鈍くなり、
「今どこにあるのか」が分からなくなった。
この時点では、
「海外輸送だから多少遅れるのは普通」
そう思っていました。
連絡先が錯綜する
不安になり、配送業者Bに連絡すると
「日本側業者Dに確認してください」と言われます。
日本側業者Dは
「税関Eの判断待ちです」と言う。
税関Eに問い合わせると
「配送業者経由でないと回答できません」。
途中で、別ルートの配送業者Cも登場し、
話はさらに複雑になります。
誰に聞いても間違ったことは言っていない。
それでも、前に進まない。
二重関税という現実
さらに厄介だったのが、関税の扱いです。
一度支払ったはずの関税が、
別の区分・別の解釈で再計算され、
結果として二重に課税される形になりました。
当初想定していた金額と、
実際に請求された金額は2倍近く違いました。
ケースによっては、10倍近く請求されることもあります。
計算ミスではありません。
制度上、そういう扱いになるケースが存在します。
過去のケース消失が頭をよぎる
この状況で思い出したのが、
過去に別案件で
BOXがケースごと行方不明になった経験です。
あの時も、原因は一つに特定できませんでした。
ただ分かったのは、海外物流では、起きる時は一気に起きる
という現実です。
輸送トラブルは「体感5%」
体感ですが、
輸送トラブルや関税トラブルは約5%前後で起きます。
私は既に何百回と海外輸入を行っているので、
どこで止まりやすいか、
誰に連絡すれば良いかは、すぐに判断できます。
最近特に多いのが、
FedEx → 別の輸送業者へ切り替わるケースです。
この瞬間、配送経路が追えなくなります。
多くの場合、
アメリカ → ヨーロッパ → 別の配送業者
というルートに飛び、
そこで一度「見えなくなる」。
これは、輸出元が
コストの安い配送ルートを選択しているためです。
FedEx一本で完結すれば分かりやすいですが、
実際の配送経路は途中で変わることの方が多い。
情報の受け手か、行動する側か
個人で海外から輸入されている方は、
この段階で詰まるケースが多いと思います。
ただ、
自分で動き、連絡し、調べ続ければ、
答えは自然と見えてきます。
ここでも大きな差が出ます。
情報の受け手でいるか
自ら行動する側に回るか
この違いが、
トラブル時の結果を大きく分けます。
海外輸入は「簡単」ではない
この経験を通して、はっきり分かったことがあります。
海外から輸入するという行為は、
決して簡単ではありません。
表に出ない
・関税対応
・物流管理
・トラブル処理
そこにこそ、最も労力がかかります。
だからこそ、
正規ルートで安定して商品を届けている販売者には、
明確な付加価値があります。
私はこの出来事以降、
海外輸入を「簡単な選択肢」だとは
二度と思わなくなりました。
それが、この体験から得た
最大の学びです。
